子どもが糖尿病を発症した際の助成金、手当等について、注意点も踏まえて私の実体験を書いています。
この体験が、今後同じく糖尿病になった子達の役に立ったら嬉しいです。また、糖尿病に関する情報やアドバイス等ありましたらご連絡ください!
小児糖尿病の場合は1型でも2型でも医療費等の助成金制度があります!
現在2歳の子どもが1型糖尿病を発症し、役所に相談したところ「糖尿病による合併症があれば助成金の制度がある」、「糖尿病を発症しただけでは助成金、手当等はない」と門前払いされました。。。
しかし、その後自分で調べてみると、介助が必要な場合は合併症がなくても受けられるはずとわかり、改めて役所に確認したところ受給可能でした。
恐らくあまり申請する人が少ない為、窓口担当者によっては、把握していない方もいる様ですので、皆さんはしっかりと制度を理解していただき、申請してみてください。
※自治体によって詳細が変わる部分もあると思いますので、ご自身の自治体にもよく確認してみて下さい!
小児慢性特定疾病の医療費助成制度
小児慢性特定疾病の概要
・子供が18歳までであれば受給可能(引き続き治療が必要と認められた場合は20歳まで)
・所得や病気の程度に応じて、月々の自己負担額が0円から最大でも15,000円までになる。
・入院時食事療養費の2分の1も助成金の対象!
・一部の公共施設で利用料の減免あり。
事前に内容を調べず市役所の窓口の担当者に相談した際には「元々18歳未満の子供は医療費無償化となっており、申請しても意味がない」と回答されましたので、申請しておりませんでした。
また、申請には別途医師の意見書等が必要ですので、別途費用が掛かります。
しかし、その後自分で調べたところ「入院時食事療養費の2分の1も助成金の対象」になることが分かりました。
原則、申請日から1か月前までしか遡って請求できないとのことですが、気付いた時にはすでに退院後1ヵ月以上経過していました。
状況によっては3カ月前まで遡って申請できるとのことでしたので、ダメ元ながら申請して現在回答待ちです。
審査結果が出ましたら、また更新していきたいと思います。
やはり、行政は親切に全てを教えてくれるわけではないので、自分で確認しないといけませんね、、、
医師の意見書の発行等にも費用が掛かりますので、食事代と比較して少しでも自己負担が軽減できる様にしてみてください!
私の場合、食事代だけでも申請したほうが7,730円の得!
私の行政ですと子どもの医療費自体は元々無料ですので、入院中の食事代だけを考えてみました。
・自己負担の食事代:26,460円(食事代490円/回×入院18日×食事3回/日)
・申請した場合戻ってくる代金:13,230円(食事代の1/2)
・申請した場合の費用:5,500円(医師の意見書代)
○結果:7,730円の得!(13,230円-5,500円)
この計算の様に、私の場合は申請したほうがお得ということが分かりました!
糖尿病と診断された際の入院では、3~4週間程度になることが多いと思いますので、基本的には申請したほうが戻ってくるお金が多いかと思います。
動物園、水族館や公園等の公共施設利用料金が減免!
小児慢性の受給者証を提示することで、全国の動物園、水族館、公園、体育館の利用料金が減免されたり、駐車場も無料になったりします!
こちらは施設のある行政によって対象施設、対象者の規定がありますので、旅行やレジャーに行く際には事前に確認してみてください!
「○○県 障害者 利用施設 減免」というように検索すれば出てくるかと思います!
なお、都道府県によっては検索しても出てこない場合もありますので、福祉課や施設に直接問い合わせた方がいいかと思います!
【注意点①】毎年更新の必要あり!都度医師の意見書が必要!
こちらの小児慢性の受給者証は、最長1年しか有効期限がなく、原則は10/1~翌年の9/30までとなっています。
また、更新の場合には都度医師の意見書が必要となります。
私たちの通院している病院では意見書は5,500円となっていますので、毎年更新するのであれば5,500円/年の費用が必要ということになります。
医師の意見書の発行等にも費用が掛かりますので、医療費の自己負担額や入院の有無等と比較して、少しでも自己負担が軽減できる様にしてみてください!
特別児童扶養手当
特別児童扶養手当の概要
・20歳未満で精神又は身体に障害を有する児童を家庭で監護、養育している父母等に支給される。
・支給月額(令和6年4月より適用)
1級 55,350円
2級 36,860円
・支払時期や所得制限等の詳細は厚生労働省HP等を確認してみてください。
こちらも、年収やけが、病気、介助の程度によって支給月額等級と支給有無が変わります。
私たちの場合は、小児糖尿病で血糖値コントロールの介助が必要な為、2級でした。
必要書類は、マイナンバーカード(住民票で代用可能)、住民票、戸籍謄本、医師の意見書、振込口座情報、申請用紙等々でした。
【お得情報①】戸籍謄本は無料で取得可能!
ちょっとしたお得情報ですが、通常、戸籍謄本の発行は費用が掛かりますが、特別児童扶養手当手続きのために取得する旨を伝えれば無料になります!
※行政によって差異があるかもしれませんので、窓口担当者に要確認です。
また、残念ながら住民票や医師の意見書の取得には通常通り費用が掛かってしまいます。
【注意点①】申請は早めに!支給認定期間は申請受付の翌月から!
一例になりますが、2025年1月に役所へ申請した場合、以下の様になります。
・2025年1月:申請
・2025年2月:認定結果通知(自宅にはがきが届くはずです)&支給認定期間開始
・2025年4月:2025年2月~3月分の支給額が振込
・2025年8月:2025年4月~7月分の支給額が振込
・2025年12月:2025年8月~11月分の支給額が振込
※手当の支給は原則4月、8月、12月にそれぞれの前月分までが振り込まれます。
上記の様に、申請の翌月からの支給になりますので、申請は早めにしておく必要があります。
【注意点②】医師の意見書も早めに発行手続きを!2週間ほどかかる場合も、、、
これは常識なのかもしれませんが、私はこれまで知らなかったので、念のため注意喚起させて頂きます。
私の場合は3日ほどで作成して頂けたので問題ありませんでしたが、最大では2週間ほどかかる場合もあるとのことです。
特別児童扶養手当の申請には、医師の意見書が必須になりますので、早めに準備しておくようにしましょう。
また、病気によって意見書のフォーマットがありますので、事前に役所に確認しておきましょう。
申請手続きは早めに&事前に調べておくことが重要!
実は、何も知識がないまま、役所に「糖尿病による手当、助成金はありますか?」と相談した所、合併症がでていない為受給できないと言われ、そのまま鵜吞みにして帰宅してしまいました。
しかし、その後自分で調べてみると、介助が必要な場合は合併症がなくても受けられるはずとわかり、改めて役所に確認したところ受給可能でした。
この役所で「受給可能」と言われたのが去年の12/23でしたので、そこから急いで準備しました。
医師の意見書は時間がかかるとのことでしたので、来月の申請になるかと諦めていましたが、担当の先生が親切にも3日ほどで意見書を書いてくださったので、無事に月内(12/27)に申請できました。
申請日が12月か1月かで支給額が数万円変わりますので、先生には感謝しています。
たかが数万円、されど数万円です。
ただでさえ子供が糖尿病を発症してしまったというショックがあるのに、色々と調べて申請するということは大変かと思いますが、役所は全てを教えてくれない場合もあります。
事前に調べて、早めの申請が出来るように頑張ってください!
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