【体験談】血糖値が全く分からない怖さ・・・
私たちは毎月病院へ行って、血糖測定器やセンサー等の物品を処方してもらっています。
ある月、メドトロニックのCGMがロット不良なのか使い方が悪いのか、次々と「要センサー交換」の表示が。三週目にして7個目を付けていました。そのため血糖測定器の針とセンサーが残り1箱に…。あと1週間なら間に合うかな?と節約しながら使っていた矢先、つけているCGMがまたもや一週間を待たずに「要センサー交換」となり、アッという間に血糖測定器の針とセンサーがなくなってしまいました。
まだCGM交換したばかりで血糖値も表示されていない…もしこのCGMも1日持たなかったら…とても焦りました。病院では追加の支給してもらえない、薬局は取り寄せが必要で今日中には入手できない…。今すぐ買えるところがないか、いたる所に電話しまくりました。
そんな体験から、血糖測定器の針とセンサーの入手方法、このような事態に備えておく方法をまとめました。
一型糖尿病になって間もない方はぜひ知っておいて欲しいです。

血糖値測定器の針とセンサーの入手方法
結論から言うと、針は何とかなりますが、センサーはかなり入手困難です。
病院
まずは主治医に連絡!!追加の支給をしてくれるはずです。
ただ、今回の事で知ったのですが、毎月支給できる上限があるようです。私はすでに上限数を貰っていたようで追加の支給はできないと断られました。ちなみに10箱貰っていました。
保険適用されるのは1ヵ月に4箱らしいです。(30個/1箱)

1ヵ月に4箱。ということは血糖測定できるのは1日に4回。
足りるわけないじゃない!(笑)
だったらせめてCGMも保険適用にしてほしい!!
薬局・ドラッグストアの処方箋窓口
薬局やドラッグストアの処方箋窓口で購入できます。が、血糖値測定器は種類が多く、全種の在庫を持てない為、基本的に取り寄せらしいです。即日入手はできません。
私の場合、使っている血糖測定器の会社に連絡したら、針とセンサーを取扱っている近隣のドラッグストアを教えて頂きましたが、在庫がある所は無かったです。
お店によっては在庫がある可能性もあるので、確認してください。
※処方箋窓口のため、薬剤師を通して購入しますが、営業時間中に薬剤師が常駐していない店もあるので注意!
ネットショッピング
即日入手は無理ですが、針はネットで注文可能です。私は「ワンタッチアクロ」という穿刺器具を使っているので、下記の針を購入しましたが、使っている血糖測定器によって適合する針とセンサーがあるので確認してください。
センサーは対面でないと販売できない為、ネットショッピングでは販売されていませんでした。
針ならどうにかなる!
センサーは代用できませんが、針ならどうにかなります。
裏技「針戻し」
使っている穿刺器具によりますが、私が使っている写真の物は「針戻し」ができ、針が曲がったりするまで繰り返し使えます。衛生面的に推奨しませんが、いざという時の為に知っておいて損はないと思います。
針を使った後、上部のオレンジの窓がなくなり、使えなくなります。その状態で上部のボタンを上に引っ張るとオレンジの部分が出てきて、また同じ針で使えるようになります。
※穿刺器具によるので確認してみてください

マチ針(大人向け)
最終手段、アルコールで消毒したマチ針を使ってください。ただ、自分でやったところ、血が出るまで刺すと、まあまあ痛いです。どこまで刺せばいいか分からないのでゆっくり刺さなければならず、難しいです。じっとできない子どもには危険です。ちなみに血糖測定は全身どこの血でも良く、鼻血でも良いそうです。
最後の砦 糖尿病仲間
今回とても焦って、同じ地域に住む一型糖尿病の方々に、すぐに針をセンサーを入手できる所を聞いたところ、「うち余ってるからあげるよ!!」とのこと。その手があったか!とめちゃくちゃ有難かったです。近くに住んでいる方だったので、すぐに伺って針とセンサーを頂き、事なきを得ました。
※病院が違うと使っている血糖値測定器や穿刺器具が違うので注意してください。
グループラインで事情を話したら、次々とウチ余ってるよ!とすぐ反応してくれた方々、その時に「針戻し」を教えてくれた方、突然伺ったのに快く針とセンサーをくれた方、本当に感謝しています。どれだけ心強く、心底ホッとしたことか!!!
非常事態にならない為に
血糖値が全く分からないのは、糖尿病患者にとっては死活問題です。以上のように、即日入手は難しい場合もあるため、備えておいてください!
多めにもらって貯めておく
CGMセンサーが一週間持たないことはよくあるそうで、今回のように連続すると血糖測定器の針とセンサーは意外とすぐに無くなります。あらかじめ病院で多めに貰っておき、貯めておく事をおすすめします。災害等の不測の事態で定期的に病院いけない事も考えられる為、ぜひ備えておいてください。私もしばらくは上限まで支給してもらおうと思います。一応、使用期限があるのでご確認ください。
横のつながりを大事にする
今回のように会える距離に糖尿病仲間がいると助け合えます。(私は助けて貰ってばかりですが・・・)
病院では教えてもらえない事も知れます。針戻しの方法や希望のバッグも糖尿病先輩に教えて貰いました。
私の場合、主治医が横のつながりが大事だと考えており、他の糖尿病の方と話して通院日を合わせてくださり、仲を取り持って頂きました。
主治医に同じ病院に通う糖尿病の方を紹介してもらうよう相談してみると良いかもしれません。
私は物質的な協力はできないですが、情報提供という面で誰かの一助になれたらと思っているので今後もブログを読んで頂けると嬉しいです。
メドトロニックセンサー不良、交換できる!
CGMセンサー不良を防ぐために
メドトロニックのコールセンターで聞いたところ、動いてセンサー部分が浮いたりすると、センサー不良になってしまうそうです。
- 市販のテープを更に上から貼る
- お尻ではなく二の腕だと比較的浮きづらい
と教えて頂きました。
CGMセンサー交換品提供
病院からは5個/月しか支給されない為、立て続けのCGMセンサー不良には困りました。そんな時はメドトロニックに電話してみてください。今回の場合は無償で新しいセンサーを送って頂きました。
センサーのロット番号(不明でもOK)、センサー不良履歴(ポンプのアラーム履歴に記録されている)について聞かれました。
以上、血糖値測定器の針とセンサーの入手方法と対策について紹介しました。血糖値が全く分からないのは思っていた以上に怖いです。病院も休診日がある場合があり、即日入手は難しいので十分に余裕をもって備えてください。
最後までご拝読ありがとうございました。
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