糖尿病を発症してしまった人向けに、日本IDDMネットワークから「希望のバッグ」を提供していただけます(送料のみ自己負担)。突然の発症でわからない事ばかりの中で、多方面からの情報を入手でき、とても有難く役立つものだったので、レビューしたいと思います。
申し込みの方法
日本IDDMネットワークのサイトから申し込みが可能です。
→日本IDDMのサイトはこちら
対象者は発症から概ね1年以内の患者またはその家族です。
希望のバッグ自体は無料で頂けますが、送料は着払いで1500~3000円の送料は自己負担です。
埼玉県在住の私の場合、送料1500円で、申し込みして3日で届きました。速さにびっくりです。
二型糖尿病の方用のバッグもありますが、今回は一型糖尿病用のバッグを紹介します。
中には何が入っている?
以下が入っていました!

様々な情報!!
糖尿病を発症し、検索魔になりました。しかし自ら情報入手するにはキーワード検索でしか調べることはできない為、全く知らない事は調べようがありません。希望のバッグには、メドトロニックのインスリン治療法の紹介、インスリン製剤・ポンプ・CGM等の一覧、低血糖の備え方等、様々な角度の情報が入っていました。重度低血糖時の為のグルカゴン点鼻粉末剤というものがあること、一型糖尿病は血糖値を上げるホルモン分泌能力が低下していること等、新しく知った事が沢山ありました。さらに深堀りして調べ、非常時に備えたり、子どもにより適した機材等を選択できるようになりたいです。
人工甘味料
糖質オフにできる人口甘味料が4種類入っていました。
- サラヤ ラカントS顆粒130g
- 日本リコス ステビアヘルスミニ・ホワイト120g
- 日本リコス ステビアヘルスミニ・ブラウン80g
- 日本リコス ステビアヘルス イヌリンプラス100g
人口甘味料のすっきりと抜けたような甘さが苦手で、使ったことが無かったのですが、せっかく頂いたので色々試してみました。やっぱり、ヨーグルトやココアなどに使うと抜けるような甘さで物足りない・・・
けど、さつまいものバター炒め等の食材に甘味がある料理や、パンケーキやクッキーの砂糖を半分置き換えると全く気になりませんでした。
またクッキーを作るとき、甘味料が固まってダマになりやすいけど、薄力粉ではなく全粒粉ならダマになりづらかったり・・・たくさん入っていたので、色々試せて新しい発見がありました!!
グリコのSUNAO(スナオ)シリーズ 発酵バタークッキー
以前は、糖質オフのお菓子は物足りなくて食べた気がしなくて、敬遠してましたが、これは美味しい!!!
バターの香りがしてサクサク!!ちゃんと糖分摂取してる!という気分になるのに、1袋で糖質9.2g!!!
子どもが糖尿病になり、高血糖を避けるために甘い物は控えてしまいますが、子どもならではのお菓子を爆食する楽しみも知って欲しい。この商品を知れてよかったです。ちなみにSUNAOシリーズでアイスやパスタもあるらしいです。
リュックサック
前々から防災リュック作らなければと…と思っていましたが、なかなか重い腰が上がりませんでした。しかし、糖尿病を発症し、災害時にインスリンやポンプがないと即健康や命に関わる状況になってしまいます。
そのため、日本IDDMのHPにも書いてあるように、このリュックを災害時用として目につくところに置くようにしています。リュックの中には、毎月病院から処方される、ポンプやセンサー交換グッズやSMBG用の部材等の全てを入れています。日常で使う時はリュックから都度出して使い、災害時にはこのリュックと冷蔵庫のインスリンだけは最優先で持って避難する事を夫婦で共有しています。
その他 ポーチやストラップや針捨てBOXも!
他にも色々入っていました!
- 注射器や血糖測定器が入るポーチ
→娘の遊び道具になってしまいました。飽きたら使いたいな…。血糖測定器がちょうど入るのが嬉しい。 - 針捨てBOX
→まだインスリンペン型注射器を使う事は滅多にないが、将来使う時は絶対必要! - 1型糖尿病用ラバーストラップ
→1型糖尿病のシンボルマークなんてあるんですね。確かに、今は24時間一緒にいるけど、大きくなったらいざという時の為にこういうストラップ持っておかないと。 - ジュ―C グルコース
→毎日どこへいくのにも常備している物だから嬉しい。 - キティちゃんのぬいぐるみ
→娘のおままごとの相手です。色々食べさせられています。 - パンフレット類
→キティちゃんのシールや保育園・祖父母向けの説明資料や糖質オフレシピ等が入っていました。
まとめ
希望のバックで、糖尿病に様々な団体・企業が関わっている事を知り、これから将来もっと機器や食品が開発されて、生活しやすくなるのかなと希望が持て、またとても心強く感じました。日本IDDMと寄付をしてくださっている方々に感謝します。
最適な治療を選択する為だけでなく、一型糖尿病は患者数が少ないから災害時にどう対処すればよいか自分自身でしっかり把握する必要があると思いました(例えば、いつも使っているインスリンが無い時、代わりに何を使えるか)。正しい知識を広く入手するために、ぜひ希望のバッグを申請してみてください。
また、このような取り組みを支援するために様々な寄付方法があるようなので下記を見てみてください。
→寄付方法はこちら(日本IDDMのサイトより)
最後までご拝読ありがとうございました。
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