ネットで「ミシン」と検索すると、出るわ出るわ、英数字の羅列!!違う型番なのに同じ機能だったり、ちょっとリニューアルした為に新たな型番になったり。もうどれを選んでいいか分からない。
という経験から、ネットにあるミシンの型番をまとめてみました。あまりにも量が多いので、今回は「ジャノメ」の「コンピュータミシン」に絞って調査しました。
ジャノメを選んだ理由
自分がミシンを購入する中で、やはり「実績と信頼のある大手が良い」ということで、JUKI・ブラザー・ジャノメ・シンガーの中で迷いました。
色々な機種を調べていくうちに持った印象です↓
JUKI
→貫通力・パワーが優れている玄人ミシン
ブラザー
→デザインがスタイリッシュ。刺繍ミシン~プロ用まで、様々な価格帯のミシンが多数。刺繍ミシンに強い。
シンガー
→安価で手の届きやすいミシンが多数
ジャノメ
→家庭用ミシンでバランスの良い機種のラインナップが豊富。直感的に操作でき、高機能だけど使いやすい。
私はミシン初心者だけど、いずれはズボンの裾上げや子供のバッグ等を作り、長く使う予定でした。
そのため、初心者向けの使いやすさだけど高機能なジャノメに決めました。
実際、他のメーカーを比較した時、同程度の価格でも、自動糸切りやステッチの種類等の性能の多さという点でコスパが良いと感じました。
家庭用ミシンの種類
家庭用ミシンには3種類あります。もう知ってる!って方は読み飛ばしてください!!
電動ミシン
- 昔からあるミシンがこのタイプ
- 動力源が電気モーターなので縫う速度と貫通力が比例します。
厚地を縫う際は縫い速度を上げて縫う必要があるので初心者には難しいかも・・・ - 縫い終わりの針の停止位置が一定でないですが、慣れれば言うほどデメリットでもないかな。
- 価格が安い
電子ミシン
- 電子回路によって制御されているので低速でも貫通力が変わりません。
- 電動ミシンより機能が多く、コンピュータミシンより機能が少ないですが、わかりやすく操作が簡単です。
- 価格が安い
コンピュータミシン
→本記事では、このミシンについて一覧表にしました。
- 針の動き・縫い目のあらさ・糸調子などをマイクロコンピュータによって制御
- 電動・電子ミシンでに出来てコンピュータミシンにできない機能はない!
- 機種によっては、自動糸切り・オート糸通し・複雑な模様縫い・文字縫い・刺しゅう等、色々出来る
- 間違った使い方をすると自動的にロックされて、エラー表示や警告音がでる。
→かなり有難い機能です - 価格が高い
私は子供が産まれてから初めてのコンピュータミシンを購入しました。お尻が弱い子だったので、さらしから布おむつを作るのが初めてのミッションでした。中学の頃にミシンを触ったきりだたったので、もたついて、見かねた母が全部縫ってくれました(笑)
その後ポーチを作るのにはまりましたが、最初の頃は、針ってこんなにボキボキ折れるものなんだと笑っちゃいました。自分は器用だと思っていましたが…
初心者はコンピュータミシンを強くおすすめします。無理に縫って修理にでも出したら余計高くなってしまう場合もあります。
また、ハンドメイドにはまってしまうと、色々やりたい欲が出てきてしまいます。比較的、機能てんこ盛りのコンピュータミシンを買いましたが、文字縫い出来る機能あっても良かったかなと、使えば使うほど欲深くなってしまいます。
ちなみに、最近私がよく作っているのは、子どもの肩掛けポーチです。
透明窓が付いており、もやは布以外の物も縫っています。

自分の好きなデザインで作れるってとても楽しい!
コンピュータミシン便利な機能
ミシンを調べた時に出てくる、これらの機能を紹介します。
- 自動糸調子
上糸と下糸の張りを調整してくれます。
私的には必要なし。やり方を知っていれば手動で簡単にできます。
特殊な布だとオートであまり上手くやってくれず、そんなにあてにならない。(特殊な布だからこそやって欲しいんだけど) - 自動糸切り
ボタン一つで糸を切ってくれる。言わずもがな、便利で欲しい機能。操作性上がります。 - 針穴糸通し
あったら便利だと思います。私は何度説明書を読んでもイマイチ使い方が分からず、もう手で糸を針に通してます。なくてもいいけど、きっと使えたら便利なんだろうなと毎回思っています。 - フットコントローラー
絶対欲しい。縫うスピードを足で調整でき、両手で布を抑えられます。フットコントローラーが無い場合、縫いはじめと縫い終わりに片手を離してボタンを押さなければなので、危険です。 - ワイドテーブル
あまり大物を縫わない人は必要ないかも。同じ高さの本とか空き箱でも代用できます。「代用」と調べると色々出てきます。 - 抑え圧調整
個人的には絶対欲しい。最初は全く使わなかったけど、今は様々な布を縫うのでよく使います。
布の厚さに対して抑え圧が合ってないと縫い目が飛んでしまいます。
用途によって必要・不必要は変わりますが、ハンドメイドにハマってしまう予感がしている方は、これらの機能が付いている物を選んだ方が使いやすいかなと思います。
ただ、やり方とコツを知っていれば、これらの機能がなくても工夫次第でどうにでもなりますので予算と相談しながら決めましょう!
ジャノメ コンピュータミシン 一覧
ネットに出てくるジャノメコンピュータミシンの型番を一覧表にしました。
この表に載っていない型番があれば、ぜひコメント下さい。徹底的に調べます。
※価格の低い順に並んでいます。
商品名 | JN51 JP310 J410 JP210MSE | RS808 | JN831 NJ925 JN7700 HC6000 | NP1000 | NP400 DC3020 JF610 | JN810 JN960 | NP860 ME830 | MP470MSE MP480MSE NP2000 NP470 | MP580MSE | パルシェル NP3000 | NL9000 | PE790R | JP710N JP710P JP710M | PE890R |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
型番 | 808G | 808B | 808C2 | 811C | 808H | 808C3 | 808C | 811D | 812DC2 | 811ND | 809TH | 812QDS | 843C | 812QDS2 |
参考価格 | 約2.7万円 | 約3.0万円 | 約3.6万円 | 約3.8万円 | 約4.3万円 | 約4.9万円 | 約5.0万円 | 約5.0万円 | 約6.0万円 | 約7.2万円 | 約15.2万円 | 販売× | 販売× | 販売× |
重さ | 5.4kg | 5.6kg | 5.6kg | 5.9kg | 6.0kg | 5.6kg | 6.0kg | 6.3Kg | 6.3Kg | 6.3kg | 8.2kg | 6.5kg | 8.3kg | 6.5kg |
自動糸調子 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
自動糸切り | × | × | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
針穴糸通し | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
押え圧調整 | × | × | × | × | × | × | 6段階 | × | 6段階 | 6段階 | × | 6段階 | 4段階 | 6段階 |
フットコントローラ | 別売り | 別売り | ○ | 別売り | 別売り | 別売り | 別売り | 別売り | 別売り | ○ | ○ | 別売り | 別売り | 別売り |
ワイドテーブル | 別売り | 別売り | ○ | 別売り | 別売り | 別売り | 別売り | 別売り | 別売り | ○ | ○ | 別売り | ○ | 別売り |
模様縫いの種類 | 20 | 20 | 60 | 30 | 20 | 20 | 30 | 30 | 50 | 300 | 100 | 8 | 30 | 30 |
文字縫い | × | × | × | × | × | × | × | × | × | ○ | × | × | × | × |
カタログ | カタログ | カタログ | カタログ | カタログ | カタログ | カタログ | カタログ | カタログ | カタログ | カタログ | カタログ | カタログ | カタログ | カタログ |
※1 | ※1 |
上の表が見づらい場合はこちら↓

カタログの情報を元に作成しました。
価格は参考価格です。
販売サイトによっては、フットコントローラやワイドテーブルがセットになっている場合があります。
※1 商品名の末尾に「MG」ついている物は針元レンズ取り付け可能
販売価格×は、現時点(2025年6月)でネットで新品を購入できるサイトがありませんでした。
在庫次第ですが、もしかしたら対面販売で店頭に置いてあるお店はあるかもしれません。
ミシンを調べた時に出てくる、「NJ831」や「パルシェル3000」等は型番ではなく商品名なんです。
同じ型番で違う商品名なのは色違い等の外観の違いです。
…ややこしいですね。
個人的おすすめミシン
NP860(ME830)必要な機能が詰まっている。過不足なし!
私は本当にたくさん調べて、NP860を購入し、使っています。
最初は3万円くらいで買おうかなと思っていましたが、「この機能欲しい!」「この機能あったらいいな!」と、あれよあれよと5万円に…😱
けど、今となってはこれが最良!!痒い所に手が届く機種です。
模様縫いが30種あり、必要な機能も揃っていて、一番コスパが良いと感じたのが決めてです。
パルシェルNP3000 NP860 に+2万円で模様300種!!
NP860の機能にプラスして、模様縫いが300種!!文字縫いも可能!けど価格も高い!!
文字縫い出来ると子どもの入園物作るときに便利です。
既製品の服や布防止の端に模様縫いしたり・・・こんなに種類があると想像が膨らんじゃいます。
ハンドメイドにハマることが確定している方におすすめです。
JN831 コスパ良し。3万円台で60種の模様縫い

抑え圧調整ついていないのがちょっと残念ですが、極端に薄いor厚い布を縫わない方にはかなりの高コスパ!!模様縫いが60種もあるのが嬉しい。
JP310(JN51)初心者に優しい価格と性能!!
JP310とJN51の性能は同じですが、JP310の方がフロント部分にメモリが付いていたりと外観が改良されているため、JN51よりも高い価格になっています。
とりあえず入園準備に使いたい!機能は最低限あればOKというミニマリスト思考の人にはとても優良機種。
何より価格が安い!抑え圧調整と自動糸切り機能がありませんが、別になくたって何とかなります。
(頻繁に使う人は自動糸切り合った方が楽です。)
まとめ
ジャノメのコンピュータミシンを徹底的にまとめました。私は高価なものを買う時は、全ての商品を見比べてお買い得なもの・損しないものを見極めないと気が済まない貧乏性なので、ミシン買う時は時間がかかり大変でした(笑)
価格・デザイン・機能…比較するものが沢山あり、とても悩みました。
ただ、実際にミシンを使うと、ここに書いた機能を使わなくても案外縫えるものなので、自分の直感で選んでみても良いと思います。ずっと使っていると愛着が沸いてきます。
この記事が、自分の一生の相棒になるミシンを選ぶ参考になってくれたら良いなと思います。
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