カカポにはどこで会える?日本でも会えるのか?【フクロウオウム】

お気に入り
カカポ

いきなりですが、「カカポ」ってかわいいですよね。

先日、初めてカカポの存在を知って、即ファンになりました(笑)

地球最弱生物とも、世界一愛すべき動物とも呼べるカカポですが、どこで会えるのか?日本でも会えるのか?についてまとめました!

皆さんもカカポに会いに行きましょう!!!

結論!ニュージーランドでは会えるかも!日本では見れない!

https://www.doc.govt.nz/nature/native-animals/birds/birds-a-z/kakapo/behaviour/

カカポは、現在ニュージーランドの保護区域のみで生息しているようで、保護区域のガイドツアーカカポ一般公開(不定期)にてお会いできるかもしれません。詳細は後述したいと思います。

また、ニュージーランドの保護区以外では生息も飼育もされていないため、日本では動物園等でも見ることができません。

とにかく、カカポに会うためにはニュージーランドに行くしかない様です!

そもそもカカポとは何者なのか?

https://www.doc.govt.nz/our-work/kakapo-recovery/get-involved/partner-with-us/

まずは、カカポの基本データを紹介しましょう。

【カカポ(フクロウオウム)の基本データ】
・生息地:オーストラリアのみ
・体長:約60cm
・体重:約3~4kg
・寿命:約60~90年

特徴は様々ありますが「世界最大のオウム」、「唯一の夜行性オウム」、「唯一の飛べないオウム」などとも言われます。

カカポが絶滅危惧種に認定されている理由

カカポの防御戦術が裏目に、、、

https://www.doc.govt.nz/our-work/kakapo-recovery/get-involved/donate/

元々、カカポはニュージーランドの全域に生息していたと考えられていて、ほぼほぼ天敵がいなかったとされています。

強いて言うならば、「ワシ」が唯一の天敵であったそうです。

カカポは身の危険を感じると、その場でじっと動かず身を潜めるように防御します。

唯一の天敵である「ワシ」が上空から見た時に、カカポの緑色の体とカカポの住む森が一体化するので、この「動かない」という戦略は非常に有効だったそうです。

しかし、約700年前にカカポの住む島に人々と人が連れてきた犬やネズミなどの動物が上陸しました。

人々や犬などの動物にとっては「動かない格好の獲物」でしかなく、どんどんと個体数が減っていったそうです。

当然の様に「絶滅種」となっていまう

さらには、カカポは寿命も長いため、繁殖期も3~4年に1度とかなり長いサイクルになっており、こういった繁殖力の低さも個体数減少につながる要因となりました。

1894年にニュージーランド政府がカカポ保護計画に乗り出し、自然保護活動家のリチャード・ヘンリー氏主導で、数百羽のカカポを捕食動物のいないフィヨルドランドのレゾリューション島に移送しました。

しかし、6年後にオコジョが海を渡りレゾリューション島に到来し、最終的にカカポは絶滅しました。

まさに奇跡!絶滅からの復活!?

https://www.doc.govt.nz/our-work/kakapo-recovery/what-we-do/history/

1900年代半ばには、カカポは絶滅種として扱われましたが、ニュージーランドのとある島で、わずかに生き延びたカカポを発見したそうです。

最終的には一時50羽ほどまで減少しましたが、現在までに積極的な保護活動により、2022年現在で252羽まで個体数は復活しているそうです。

しかし、繁殖力も低いため、いまだ「絶滅危惧種」として扱われています。

どこに住んでいるのか?

https://www.doc.govt.nz/our-work/kakapo-recovery/what-we-do/research-for-the-future/kakapo125-gene-sequencing/

現在、カカポの生息地は3か所とされています。

・コッドフィッシュ島(ウェヌア・ホウ島)
・アンカー島
・サンクチュアリ マウンテン マウンガタウタリ

どこで会えるのか?

https://www.doc.govt.nz/nature/native-animals/birds/birds-a-z/kakapo/sirocco/

自然保護区域で会えるかも!

先ほど紹介した3つの区域にうち、コッドフィッシュ島(ウェヌア・ホウ島)、アンカー島はいずれも一般の訪問者の立ち入りが禁止されており、許可されていない上陸は禁止されているようです。

しかし、サンクチュアリ マウンテン マウンガタウタリでは、一般の訪問者の立ち入りもOKとなっているそうです!

サンクチュアリ マウンテン マウンガタウタリへ入場するには30ドル、ガイド付きツアーにするのであれば65ドルかかるそうですが、運が良ければカカポに会えるかも知れません!

詳しくは以下のサイトで確認してみてください!

Sanctuary Mountain Maungatautari | Ecological Bird & Wildlife Reserve
Sanctuary Mountain Maungatautari is New Zealand's largest ecological bird & wildlife reserve

ニュージーランドの本土でも会える機会が!

また、カカポには「親善大使のシロッコ君」がいます。

このシロッコ君は雛の頃(生後3週間)に呼吸器系の病気にかかり、他のカカポとは隔離され人間の元で育てられました。

その結果、シロッコ君は他のカカポよりも人間に懐くようになりました。

現在28歳のシロッコ君は、親善大使としてカカポの生態を発信するべくしばしば一般公開されます!

しかし、残念ながら不定期開催の様で、ダニーデン・オロコヌイ自然保護区やニュージーランドの自然保護省のHPや各種SNSを随時確認して情報を待つしかなさそうです、、、

Home - Orokonui Ecosanctuary
Orokonui Ecosanctuary Te Korowai o Mihiwaka Nau Mai, Haere Mai, Ki Te Korowai o Mihiwaka Open Thursday, Friday, Saturday...
Kākāpō
The kākāpō is a nocturnal, flightless parrot. And its strangeness doesn't end there. It's critically endangered and one ...

ちなみに、前回は2018年にシロッコ君が、南島・ダニーデンのオロコヌイ保護区にて一般公開のツアーが実施されたそうです。

料金は50ドルほどだったとか。

まとめ!頑張ればカカポに会える!

https://www.doc.govt.nz/our-work/kakapo-recovery/get-involved/

カカポに会える方法は2通りありそうです。

【カカポに会える方法!】
 ①サンクチュアリ マウンテン マウンガタウタリのツアーで運が良ければ会えるかも!
 ②親善大使のシロッコ君に会えるツアーへ参加!

ニュージーランドやオーストラリアなどのオセアニア州って固有種が沢山いるので、一生に一度は絶対に行きたいと思っています!

カカポの保護計画も順調の様なので、いつの日か個体数が増加して、気軽に日本の動物園等でも見れる日が来ることを願っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました